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比良 明王谷奥ノ深谷
member:晴野或日
area:比良 「花脊」「比良山」
11月3日(水) 晴
朝起きて、眠い目を擦りこすり車に乗る。
名神・湖西・鯖街道を通って、林道へ。
思えば「沢と雪山のアプローチのために」4駆を購入して1年半、これが初めてマイッッカーでの山行だ。(まあ、その間1回しか山行かずしかも遠くに行っただけというのもあるけどねー)
さて、2年半ぶりの沢である。裏比良安曇川明王谷奥ノ深谷別名一九ノ滝。「関西周辺」でいうと2級らしい。でもって百名谷にも入っているらしい。時期が時期だけに、水量命の沢でないのと、ツメに藪がないのが気にいってここなのだ。
林道は入り口付近で車止めだったので、適当に広場に駐車して歩く。30分くらいで出合到着。ハーネスをはき、スリング類を身につけ、メット装着。足は当然カモシカ製ケイリュータビ。
勢い込んで入渓するも、さすがは2年半ぶりだけあって足元フラフラおぼつかない。ゆーっくり、ゆーっくり進む。へつれない釜は水が冷たいのでパス。キビシイ直登は一人なのでやらない。
はじめは飛び石にも腰引けぎみだったのが慣れてきた頃、どどーんとデカイ滝登場!6mかな。右壁を登って登れないこともなさそうだけど、「まあ、久しぶりだし安全策で」と一人なのにわざわざ声に出してから、左のぼてっとしたところを絡む。
全身オポジションや飛び石走りや無名岩マントリング練習をしつつ進むうち、なんだかよくわからないけど滝がボコボコ出現。右を巻いたり左を巻いたり、登ってみたり、意外と早く勘が戻ってきたかなーーーって思ったときには、なんと大滝四段40
mの二段目の上にいた。
なんで?
いやあ遡行図みると滝連続して多そうだけど、別名一九ノ滝というくらいだけど、ここまで連瀑とは思わなかったぜーはっはっはっはー。
ってどうするよ?
と思ったものの、上を見たら行けそうだったので、とりあえず前進前進。クライミングだけは、普段のボルダーの成果か安定感があるような気がしたので、三段目も登る。四段目も行けそう。でもとりつくために渡らなくてはダメな釜には激流爆流渦流がズゴゴゴーーーっと音を立てていたので、おとなしく引き返す。
あーこのクライムダウンが登りより怖いのよねそうなのよね。などとつぶやきつつ
慎重に慎重に。
で二段目の上まで戻ってきて、遡行図を見ると、三段目は登れないので右を巻けと書いてある。ハイハイじゃあ右を巻きますかってことで右の泥付きガリーに取りつく。ツメの間で泥をつかみ、足袋の親指をぐりぐりねじ込み、木の根をつまみ、自らの力で生きていくってこういうことなんだなあと妙にテツガクしながら高度を稼ぐ。
今年は雨が多かったのか、水量も多いし、側壁の泥もじゅくじゅくでヤな感じ。こういうじとーっとしたところも沢の楽しみなんだよなうんうん。
で適当に小滝を登ったりへつったり美瀑を大高巻きしたりしてるうちに疲れてきたので休憩。あっという間の1時間でした。で遡行図をもういちど見ると、あれもう半分来てるやないかー。しかし息もつかせぬとはこのことかーってくらいの勢いで滝滝滝なのでした。

沢にもだいぶ慣れてきたので今度はもうちょっと水流を意識して進むことにして出発。
4m斜4m7m2段10mとビシバシ(水線ははずして)登る。一度取りつきの釜で腹までつかったら、あまりの水の冷たさに睾丸がシビレてきた。やばいやばいと行動食のピザポテトをバリボリむさぼる。久しぶりに食べたけど沢で喰うピザポテトうめー。

で楽しい楽しいナメ歩きとかゴルジュへつりとかを楽しんで仕上げは5m美瀑をなんとか直登してフィニッシュ。あとは丹沢あたりの勘七とか水無川本谷とかの入渓点みたいなゴーロ(というにはデカイ岩が多いけど)をボルダー遡行して大橋小屋についた。
しかし、さすが比良の名渓でしたわ。整っているし、連続する滝もいいし、うんざりゴーロもないし、ツメ藪はないし、ここちよい難しさだし。
あとは沢といえばツメ上がりでしょーってことで、そのまま登山道をあがり、南比良峠・金糞峠を廻って琵琶湖を拝んでから、また大橋に戻り、駐車場まで戻りましたとさ。めでたしめでたし。

0840駐車場 0915入渓 10156m美瀑上 1115大橋小屋 1220金糞峠 1250大橋小屋 1350駐車場
(滝の呼称は「関西周辺の谷」によりました)
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