長期出張の帰りの新幹線の中で、ふっと山に行きたくなった。帰るとすぐにヒロボンに電話して、場所を決めて、2時間後に集合した。
6月16日(日)
始発で東日原入り。小川谷林道を歩く。
出会いから見る滝上谷は急勾配でしんどそうである。
どうせ行き当たりばったりで決めた山行なのでここで別のところへ行っても良いかと思ったのだが、まあまあフツーの奥多摩の沢っぽいので入渓した。
傾斜のあるゴーロを息を切らせて登っていくと、この沢のハイライトらしい大小屋の滝があった。行けそうだったが、取り付きで浸かる水がまだ冷たいのでやめにして右岸を高巻いた。
あとは次々でてくる滝をこつこつ丹念に登っていくだけ。
僕自身これが沢はじめなので最初は抑え目にいっていたが、徐々に調子に乗って登りまくる。やっぱりフリーをやっている成果は出るもので、ムーブを組み立てつつ登るとだいぶ楽である。
二俣は大栗窪に入る。水が涸れてもまだまだ滝は続く。
岩登りに来たような感覚になる。
天気は曇り気味で鬱蒼とした奥多摩の重い空気を存分に味わえる。
涸れ滝登りにも飽きた頃、ハナド岩へ続く尾根へ進路を取り、獣道を拾いつつたいして藪も漕がず稜線に出た。
ロープを一回も出さなかったので時間はたっぷりあるのでハンギョウ尾根に仕事道があれば下ることにする。3年前水源管理事務所に聞いた情報によると、カローの大滝の下から続く仕事道がハンギョウ尾根に続いているはずで、あわよくばカローの大滝も見物したいということだ。
ハンギョウの頭からわりとはっきりした道が続いているのでそれに乗る。
尾根をはずしてついているので、方向も距離もよく分からないが、まあ、最悪でも小川谷林道まで延びているだろうと言うことで突き進む。
途中で水の音が聞こえ、仕事道を歩くのにも飽きたので、適当な枝尾根を下る。
下りきってみるとヨコスズ窪の小屋跡だった。
そこからは仕事道を下ったり沢を下ったりして林道に出た。晴野が2度訪れていてだいたいの滝の位置やクライムダウンできるかどうかなどが頭に入っていたのでここでも懸垂下降などでロープを出すことはなかった。
増水していたのでカロー川谷も下部の滝とゴルジュだけを行くなら面白そうだったなあ。
(記・晴野)